「賃貸の更新にかかる費用と注意すること」

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賃貸物件には、更新があります。
最初の契約期間を過ぎた際に更新をし、その際には更新料が発生します。
ただ、更新料の徴収が法律で決められているものではないため、地区の特性や大家、管理会社の特徴によっても様々です。
ここでは、更新時に注意すべきポイントについてまとめます。

 

★更新費用とは?

賃貸物件の契約には期間があります。大体の賃貸物件は2年で設定がされています。
しかし、2年間住まなければならないわけではないため、更新という文化は昔からの慣習であるとも言えます。
ほとんどの賃貸物件が2年で更新となり、自宅に更新手続きの書類が送られてきます。
4年制大学で、1つの賃貸物件に住んでいたら、1回の更新で引っ越しになるパターンが多いですね。
更新費用は必ず発生するものとは限りません。地区特性があり、首都圏では更新費用が必要な物件が多く、都市部から離れると更新費用が不要な物件が増えています。

 

★更新費用の相場について

更新費用は、家賃の1カ月~2カ月くらいが相場です。
または家賃1か月分+手数料としているところもあります。
敷金と礼金を支払う時には、資金を準備しているでしょうが、更新費用は日ごろから想定して貯めておく必要があります。
忘れていたころに更新費用の通知が届くとショックな気分になります。
更新費用を支払う際には、契約書に明記されているのかを確認してください。
もし記載がない状態で更新費用の請求を受けた場合は、国民生活センターに相談をしてみてください。

★更新費用とのうまい付き合い方

賃貸物件の契約をする際には、更新費用が発生するかどうかを確認しておきましょう。
更新費用の考え方によっては賃貸物件を選ぶところから引っ越しまで状況が変わるはずです。
例えば、2年で更新費用が12万円かかる賃貸物件は、1カ月に5千円ずつ支払っている事と同じであり、更新費用が無くて家賃が5千円高い場所と同じ条件と考えることもできます。
敷金・礼金・管理費用と合わせて算出してみると物件の価値が見えてくるようになります。
また、引っ越しを事前に考えておくこともできます。
2年で更新費用が発生するのであれば、最初から2年後に引っ越す設計をしておくのも1つです。
更新費用を敷金・礼金として考えて、新しい物件の契約を考えてみるのも1つの方法でしょう。

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